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しあわせへの助走

生きていて感じたことを気の赴くままに書いていきます

春の病

季節の移り変わりを感じる。

南側から吹いた風が暖かさを運び入れた。段々と暖かくなってきて、気持ちも身体も上がってくる。風はどこから吹き始めてどこまで行くのか。

その風が私に春を教えてくれる。

ふわふわする。

 

久しぶりにファッション雑誌を買った。

お目当ては付録のコスメだったのだけど、いい色合いで、テンションが高まる。

最近、女の子たちがSNSで、各々購入したコスメや服の報告をしていて、私もどうしても何か欲しくなった。冬で寒くて凍えてたから、毎日仕事で頑張って疲れてるから、抱きしめてあげたくなった。そんな言い訳をして甘やかしたから、今日いまこの瞬間を、ちょっとワクワクして生きていられる。そうやって自分を守っている。そういうことの積み重ねが、私を作っていく。

いやというほど、それを自覚しているからだろうか、口座残高とにらめっこすることが増えた。許されるなら、服もコスメも買いたい。もっとオシャレしたい。でも常識的な大人ならば、自分の支払い能力を越える買い物はしないし、いざという時の貯えも必要だ。そんなせめぎ合いをする毎日。お金がなくて困っているというよりも、物欲がありすぎて困っているのだ。そこがゴールではないのに。

 

春だから、頭が浮かれている。今までできなかったことも、今ならできる、そんな気がしている。ちょっとの不安と、期待感が入り混じって、空に飛んでる。最近、妄想彼氏の出番が多いのもそのせいだろう。

一緒にテレビを見て笑いあったり、一緒に料理をしておいしいって言って食べたり、朝起きた時におはようって挨拶して、ふとんから出たくないねって言いあって、ちょっとイチャイチャして、しぶしぶ布団から出て仕事行ったり。そんなのびのびした、ささやかな幸せを積み重ねる妄想ばかりだ。

 

全部春のせいだ。暖かくなって、越冬した種がちょうど勢いよく芽吹くように、私の感情や思いや欲望が全部、勢いよく噴出していく。

そんな春の病。